仏教観『六道輪廻』から学ぶ邪気祓い法!その①

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今回は
『仏教観「六道輪廻」から学ぶ邪気祓い法! その①』
というテーマでお届けします。

今回の話を理解していただけますと、仏教は難しい話ではなく、『生き方を教えてくれている』ということが理解できます。
人間として生きていると、思いというものはグルグルと巡っていることに気づけたりします。
さらに深く思いを見つめてみて、自分の状態がどうなっているのかを探っていくと、だんだん心の正体が視えるようになってきます。
仏教では、その心の状態の階層六道と名付けられています。

今回は『六道輪廻(ろくどうりんね)』についてお話ししましょう。

六道輪廻とは死後の世界を指し、
その六つの世界

・地獄界(じごくかい)
・餓鬼界(がきかい)
・畜生界(ちくしょうかい)
・修羅界(しゅらかい)
・人間界(にんげんかい)
・天上界(てんじょうかい)

と呼ばれていて、この六つの世界を永い時をかけてグルグルとループ(輪廻)していることを教えてくれています。おっかない名前の世界が多いですね。
じつはネガティブな世界がほとんどなので、どんな世界かを簡単に説明していきます。

【地獄界】

この世の中の一番の苦しみの何億倍にも等しい、苦しみやつらさなど、この世の言葉では例えることのできないくらい、想像を絶するネガティブ集大成の業火の世界です。
時折、「地獄行き」と気軽に言ったりしていますが、そんな生易しいものではありませんので、絶対に行きたくない所です。

【餓鬼界】

欲におぼれてしまっているのでやってもらうことが当然と感じている世界です。もらうことしか考えられず、何をしてもらっても、どんなに良くしてもらっても、身に付かず飢えと渇きでやせ衰え、不満ばかりの満足できない世界です。
時折、幼い子供のことや幼稚な考えの人を「ガキ」と言ったりしますが、自分のコトしか考えられず、心がこの世界に居る人のことを指しているのでしょうね。

【畜生界】

弱肉強食の世界道理が通用しない理不尽な世界です。
道理が通用しないので、常に不安があり、努力もせず、他者の幸せを妬んだり、他者の不幸を喜んだり、愚痴の多い世界です。
理不尽さを感じ、他人を妬んだりする時に「ちくしょー」というのは心の状態がこの世界に居るコトを言語化しているのかもしれません。

【修羅界】

うぬぼれや疑い、比較や善悪などの判断からくる争いの世界です。常に自分が正しく敵やワルモノ探して闘いに挑み続けている世界です。
常に自分が正しいと思っているので、意見の合わない相手は敵になり、分かり合おうとしませんので争いが絶えず、勝敗が付くまで永劫に終わりが来ません。

【人間界】

肉体を持つ現実世界のことです。
感情があり、行動もでき、学ぶこともでき、唯一この六道の中で輪廻から解脱し、次元上昇してアセンションできる世界です。アセンションとは苦しみの世界からの解放のことです。
上の世界に昇ることもできますし、下の世界に堕ちることもできます。そのカギを握っているのが知恵と肉体と行動です。

【天上界】

すべてをやり切った達人の域の世界で、喜びや楽しみの多い世界ですが、やり切ったがゆえ、プライドが高く、できない相手に対して容赦がなかったり、極めていくことに対する快楽にとらわれているような迷いの中の天上です。有頂天と呼ばれるような世界もこの中にあり、自らを磨き鍛えていくのは素晴らしく、見た目は良さそうな世界のですが、極めてしまった後は落ちるしかないのである意味では非常にもったいない世界なのかもしれません。

輪廻とは

でもこれが
「わたし達の生活に何の関係があるの?」
と思いませんか?

実はこの6つの世界は、死後の世界でもあるのですが、わたし達人間の心の中の『在り方』を現わしていたりもします。

単純に想像していただきたいのですが、死後の世界というのは、わたし達が生まれる前の世界でもあるのです。
つまり、心は肉体とは別の世界を行き来しています時間の概念が心と肉体ではズレがあるので感じにくいですが、その世界が六道であり、いろいろな世界をグルグル回り、ループ(輪廻)しているだけだったりするのです。

この心の在り方で、魂の性質が決まっていき、どれだけ人間として肉体を大切に扱えたか知恵をつけられたか行動ができたかと、死後にどの世界に行くかが方向づけられていくのです。

ですが、死んだ先の世界では意味がありませんので、生きているうち自分自身の心と向き合い今、どの世界に居るかを常に確認しておくことが重要なのです。

そして、この方向付け『氣』でもあるのです。

「人としてどうよ?」信じられないような生き方を選んでいる人地獄界に行くでしょうし、
『不満』ばかりを言っている人餓鬼界に行くでしょうし、
『愚痴』ばかり言って改善方法を考えようとしない人畜生界に行くでしょうし、
『怒り』ばかりの人修羅界に行くでしょうし、
『何とかしたい』と考えてもまだ勉強不足で答えが見つけられない人人間界に学びなおしに行くでしょうし、
『わたしは全部わかっている』とプライドだけが高く、他人を思い遣ろうとしない人天上界に行くでしょう。

これらは無自覚でいると六道永遠に輪廻して、満足することなく苦しみ続けることとなります。

この輪廻から抜け出すことを唯一できるのが人間界しかありません。

それは肉体を持ち、行動ができ、現実世界を変えることができる世界だからです。他の世界は頭(脳)の中で思っているイメージの中の空想の世界ですので、満たされない限り『思い』として永久に続いていきます。

では、現実世界を変えるその唯一の方法とはいったいなんでしょう?

それは『三毒(さんどく)』と呼ばれる『貪瞋痴(とんじんち)』手放すことです。

この三毒は無意識に行っていることがほとんどです。

【貪(とん)】

貪り(むさぼり)のことを指し、向上欲なら良いのですが、動物的欲求や物欲、金銭欲など、やみくもに理由もなく欲しがることが毒となって心や身体を蝕んでいきます。この毒を持っていることで餓鬼界に向かいます。

【瞋(じん)】

瞋り(いかり)のことを指し、怒ることだけなく妬みや恨みなど他人を貶めたり、自分に対しても自責や自虐など、ネガティブな感情をぶちまけることが毒となって心や身体を蝕んでいきます。
この毒を持っていることで修羅界に向かいます。

【痴(ち)】

愚痴(ぐち)のことを指し、常に不平不満をもらしていながら、一切向上心はなく、言い訳や常識知らずで自己保身を固め、自分が得をすることしか考えず、その損得勘定からくる無智さが毒となって心や身体を蝕んでいきます。
この毒を持っていることで畜生界に向かいます。

三毒を祓い去る

じつはこの『貪瞋痴(とんじんち)』を合わせて『三毒』と言い、『三毒』こそが『邪気』の元であり、この邪気を意識にあげて祓い去る(思いの中から手放す)こと六道輪廻の苦しみから抜け出す唯一の方法なのです。

なので、もしあなたが何か

・つらい思い
・苦しい思い
・腹の立つような思い

といったネガティブな感情を抱いているようであれば、それはあなたが悪いわけではなく、この六道輪廻から抜け出すきっかけをもらえた仏さまからのチャンスだと受け取ってみて下さい。

なぜなら、その意識に氣づかないままでいると死後の世界が過酷なところに行かされる可能性があるからです。ここに問題意識を置いたのが現代の葬式や法事を主体に考えている仏教なのですが、死んでからでは(厳密には意味はありますが、)何の意味もありません。

もちろんこれは『仏教観』ですので、
「宗教なんか信じないよ!」
という方には通じない話かもしれません。

ですが、いまは最新科学や量子力学などでも、表現が違うだけで同じことが解明されています。引き寄せの法則予祝アファメーションヒーリングなどは、まさにこの六道輪廻と解脱の方法について応用したものです。

自分と向き合い、自分が思っていること、考えていることがどんなものか?

それらをセルフイメージセルフトークと言い脳内イメージを自己観察して、ネガティブで否定的な思いポジティブで創造的なものに書き換えていくことで邪気は祓われていきます。

仏教は2500年以上前から伝えられてきたものなので、表現方法は古臭く難しくて堅苦しいもののように感じるかもしれません。

ですが本当に伝えたいものは『正しい生き方』という人間のトリセツなのだろうと感じます。

なので、まずはあなた自身自分や相手他人や世の中といった世界どんな風に見ているかを向き合ってみて下さい。

向き合った時に不安や不満、怒りや思い上がりといったものが出てこないかを確かめてみて下さい。そういったものが邪気となり、あなたを蝕むきっかけとなっていたりします。邪気は生きていれば毎日の生活の中で普通にあるものです。身近な人に言われて傷ついたり、ムカついたりするような些細な感情なので、その邪気を認められないのも普通のことです。

ただ、そこに意識を向けずにいると、楽ではあっても積もり積もっていき、後悔の残るような、自分のホンネを押し込めた我慢するしかない人生を送る結果となってしまいます。この行きつく先がウツなどの心の病です。

そのガマンの人生を卒業し、邪気を祓ってあなたしか歩けない特別な生き方を選ぶことが、仏教でいう『解脱(げだつ)』と呼ばれるもので、最近の言い方では、次元上昇とか、アセンションとか言われているものです。

どの生き方を選ぶのもあなた次第です。

六道輪廻から解放された生き方を次回にお話ししたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

人間界に生まれ、この六道輪廻から解放されていくには意識を高めて上を目指していき、学ぶことや行動することがカギになります。その意識を高めていく方法を学べるのが『仏教式レイキヒーリング』です。

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