心理学的観点と仏教観の共通点と仏教式レイキの関係性

こんにちは。(^^)/
ヒーラー養成講師『かんまに』です。
ウェブ上の無限にあるサイトの中からわたしのサイトにご縁を頂けましたこと感謝でしかありません。
ありがとうございます。(^^)

今回は質問をいただきましたので
『心理学的観点と仏教観の共通点と仏教式レイキの関係性』
というテーマでお話しします。

心理学観点と言うと漢字ばかりで難しく感じてしまいますよね。
そもそも心って何なのでしょう?

心とは?

あなたは心が何なのか?
その正体について考えたことはあるでしょうか?

心というのは、英語で『heart(ハート)』とも言い、心臓や胸の内のことを指していたりします。

では、心は心臓に在るのでしょうか?

じつは心を英訳すると『mind(マインド)』という呼び方も出てきます。

つまり、にも2つの働きがあり、
1つは感情をつかさどっている『ハート』の部分。
もう一つは理性をつかさどっている『マインド』の部分があるのです。

心はどこにある?

心というものは物質的に存在するものではなく、『働き』として存在しているものです。
なので、厳密に言いますと脳の中の情報処理の仕方が心です。

先ほどお話ししたようにハートも心なのですが、感情が高ぶった時に胸がドキドキするといった感じで、心臓の動きにも変化が出ますので、心が胸に在るように感じます。
ですが、それらもすべて脳の情報処理によるものですので、心のあり場所というのはなのです。

その証拠に、もし、あなたの大切な人が最期を迎えたとして、呼びかけるとしたら、胸ではなく顔に向かって話しかけると思います。

つまり、この無意識の行動こそが心が頭部に在るコトを潜在的に知っている理由なのです。

マズローの5段階欲求は心の段階

ここで、『心』とひとくくりに言っていますが、その中には膨大な情報が含まれています。
先ほどもお話ししたように、心にも感情や知性があり、さらにそれらが作用して、心の成長段階もあります。
それがアメリカの心理学者アブラハム・マズローが著書「人間性の心理学」の中で提唱した、人間の欲求を5段階の階層で説明した心理学理論です。

ではその欲求の5段階がどんなものか、お話していきましょう。

1.生理的欲求

まず最初に沸き起こる心の反応は『生理的欲求』です。
人間だけでなく、動物の本能の部分生存本能の部分です。
大まかに言いますと食欲睡眠欲排泄欲などがここに当てはまります。

命に係わることですので非常に重要な欲求本能ですが、今の日本であれば、すべてというわけではありませんが、住む家もあり、最低限の食べることも満たされていて、寝る場所も確保でき、トイレなどもありますので、ほぼ満たされていると感じています。

ここが満たされていれば、次の段階の欲求を満たそうと働きかけます。

1については生存本能ですので、ここが欠けると犯罪に走るほど危険な欲求です。

2.安全欲求

次に沸き起こる心の反応は『安全欲求』です。
これは心身の安全が確保された生活を送りたいという欲求のことです。
大まかに言いますと、住む家が欲しい。生活するために必要な一定額の収入が入る仕事が欲しい。健康な肉体を維持するための食材を確保しておきたい。といった欲求です。

ここが満たされていれば、次の段階の欲求を満たそうと働きかけます。

1と2については物質的な物を得たいという物質的欲求にあたります。

3.社会的欲求

次に沸き起こる心の反応は『社会的欲求』です。
これは「帰属欲求」「所属と愛情の欲求」とも呼ばれる欲求のことで、家族や友人、恋人など仲間を作りたい。会社や地域、趣味の仲間のようなコミュニティの中に入っていきたいといった欲求です。
最近では、ネット環境が整っていますのでSNSなどのグループに入りたいと感じることもこの欲求に含まれます。

ここが満たされていれば、次の段階の欲求を満たそうと働きかけます。

1~3については外部環境からの安全や他者からの評価を求める外的欲求にあたります。

4.承認欲求

次に沸き起こる心の反応は『承認欲求』です。
これは他者から認められたいと願う欲求のことで、それまでの1~3のような外的なものや物質的なものへの欲求ではなく、自分の心の内のような内面を満たしたいと考える欲求です。

心の内面のものですから、他者からはわかりにくく、小さなことや些細なことでも心の奥のわだかまりになっているようなものが満たされるだけで満足できる場合もあります。

1~4については満たされていないものに対しての欠乏欲求にあたります。

5.自己実現の欲求

次に沸き起こる心の反応は『自己実現の欲求』です。
これは理想の自分自身というゴールを達成した満足できる自分になりたいと願う欲求です。
具体的な言い方をしますと、『理想の家庭を作っていきたい』『目標金額を貯めたい』『仕事で成功したい』『独立したい』といったものです。
欲求というのは人によって、心の成長具合や環境、人との縁など様々な要因がありますので無限にあります。
ですが、ここまでお話しした、1~4のすべてを満たしておかないと必ず何らかのトラブルや問題点が生じ、実現することは出来ません。

1・2については物質的欲求にあたり、3~5は精神的欲求にあたります。

1~3については外的欲求にあたり、4・5は意識上の内的欲求にあたります。

1~4の欠乏欲求に対して、5は自己の成長について探求していく欲求です。

これらは言語化したり図式化することで理解しやすくはなりますが、現実世界では複雑に絡み合っていますので、どこにどの満たされていない欲求が潜んでいるのかはわかりにくいものです。

マズローの5段階欲求

一つ例を挙げてみますと、生理的欲求と言えば食欲や睡眠欲、排泄欲などが代表的なものです。大きなくくりで生理的欲求と言われていますが、食欲が満たされると不思議と眠くなり睡眠欲が出てきます。また時間が経てば、食べたものが消化されて排泄欲が顔を出します。
このように日本は満たされている国なので、生理的欲求は解消されやすい環境ですが、常に満たされているわけではなく、日常的に不満は出てきているものなのです。その不満が溜まり過ぎると人をだましたり、傷つけたり、最悪犯罪を犯してしまったりするのです。
だからこそ、こういった不満を小さいうちに満たしておく必要があるのです。

心理学的観点と仏教観の共通点を考えてみると、面白い発見があることに気づけます。
先ほどお話ししたマズローの5段階欲求は、以前記事にした、仏教の十界と多くの共通点があり、似たところがたくさんあります。

そこで、この二つの観点を併せながら、満たされていない欲求を探していくことで新しい発見が出てきます。

マズローの5段階欲求下層ほど生命危機に対して反応する、生きることだけを望む原始的な欲求です。

マズローの5段階欲求

つまり、自分が生きるコトだけを中心に考えた欲望ですので、そのエネルギーは自分の方に向き、エネルギーの質は自我と呼ばれるものになります。このエネルギーが強いと他者に対するエネルギー配分が欠乏していたりします。

十界(自我のエネルギー)

それとは逆に人を思い遣るような、心のエネルギーでは相手に与えることが中心になっていきますので、エネルギーの質がまったく逆転します。

十界(心のエネルギー)

よく、『真実は真逆の方向に在る!』といわれるのはこのエネルギーの違いのことを指しています。

自我というのは自分自身の信念でもあり、他者との考え方の壁でもあります。
この壁の中が狭すぎたり、壁の強度が強すぎる世界観が狭かったり他人の話を聞けない頑固さとなったりします。

それが悪いわけではありませんが、心の器が小さく世界観が狭いと不安や不満、怒りなどネガティブな感情を感じやすくなり、生きにくくなってしまいます

そこで、自我のエネルギーを心のエネルギーに変換していく必要があります。

自我のエネルギーを心のエネルギーに変換していくにはエネルギーの質を変換させる必要があります。

なぜなら、自我というのは自分と他人の間の壁となるエネルギーですが、心というのは形がありませんので、そもそも壁がありません。

わかりやすく言いますと、壁があり、狭い視野ですと、自分だけの世界になります。エネルギー量は自分だけです。
ですが、次元が高く神仏の世界観になっていきますと、自分という枠が外れ壁は無くなり家族や会社のような集合体、森や山、国や地球といった大きなくくりになっていきますので、エネルギーの量は膨大になっていきます。

十界に分けられている地獄界から餓鬼界、餓鬼界から畜生界といった世界観を高めていくには大きな心の書き換えが必要になり、自分自身が生まれ変わるというくらい決意と覚悟が必要になったりする時もあります。

わたし達は人間として生まれてきていますが、心の中は六道をグルグルと輪廻していて、まだまだ人間になり切れていない成長途中の心を持っている場合もあります。
マズローの5段階欲求の最下層の生理的欲求が満たされていないと、いくら人間界に居るつもりであっても、奪い合うために戦って、修羅界に堕ちたり、快楽におぼれて畜生界や餓鬼界に堕ちたりしてしまいます。そういった犯罪が毎日のように新聞やニュースになっているのを見ると成長というのは大人になった今だからこそ、大切なのだろうと感じます。

今の生活に不満が無ければ、成長も学ぶ必要もないと思うかもしれません。

ですが、時代は流れ変化していきますので何かしらの不具合は出てきます。

その時に不具合に不満や不安、怒りをぶつけて生きるのか?
それともどんな変化が起こっても、すぐに心を切り替えて順応して生きるのか?

どちらの生き方を選ぶのも自由です。

この時に視点の切り替えや環境に順応できるようにエネルギーの変換するメソッド仏教式レイキなのです。
仏教式レイキは4つのステップを踏んでいくことでエネルギーを変換していきます。興味のある方はコチラから登録して学んでみて下さい。

一人でも多くの方にご縁が頂けますこと感謝しています。
最後までお読みいただいてありがとうございました。