レイキ

レイキとは、シンボル(象徴)とマントラ(言霊)を使い、
手をかざすことで心と身体に働きかける「ハンドヒーリング」の技法
です。

手当てを通じて、心の緊張や身体のこわばり、
過去の傷、未来への不安など、あらゆる内側のゆがみに対して、
やさしく癒しと調和をもたらします。

レイキでは、2つの重要な要素が使われます。

これは、心や身体の状態に応じた癒しのエネルギーを“形”として表したものです。
たとえば、緊張しているときは「リラックス」の形象──
その状態を視覚的にイメージできるシンボルを用いて氣を通します。

これは、癒しのエネルギーを“言葉”として響かせるものです。
安心が必要なときには、やすらぎや信頼を感じさせる言葉──
その響きを声に乗せ、波動として氣に共鳴させていきます。

このように、レイキは「形象(シンボル)」と「言霊(マントラ)」を手のひらに乗せて、
あなたの心と身体を整え、エネルギーを調律していく技術
です。

特別な力ではなく、誰もが本来もっている“癒しの手”を思い出し、
自分自身にも、他者にも、やさしく氣を届けていく──
それがレイキの本質です。

シンボルやマントラ、エネルギー──
普段の生活ではあまり聞き慣れない言葉が出てくると、
「なんだか怪しい…」
「本当に効くの?」

と思ってしまう方もいるかもしれません。

でも、それはとても自然な反応です。
むしろ、疑いもせずに信じるほうが不自然なくらいです。

なぜなら、そういったものに触れたことがなかっただけだから。
それがどんな意味を持つのか、どう働くのかを知れば、
きっと少しずつ腑に落ちてくるはずです。

実は、シンボルやマントラ、そしてエネルギーといったものは、
特別な存在ではなく、私たちの日常の中にも普通にあるものなのです。

たとえば──
少し想像してみて下さい。

あなたが海外で迷子になり、不安でいっぱいになっているとします。
そんな時、「日本の国旗」を目にすることができれば、
ほっとした安心感が生まれると思いませんか?

それだけで助かるわけではなくても、
「ここに日本人がいるかもしれない」
「なんとかなるかも」
と、
心が少し安心に向かって緩みますよね。

このときの「国旗」が、エネルギーの意味を込めた“シンボル(象徴)”であり、
安心に切り替わるその感覚こそが、「氣(エネルギー)」の働きです。

そして、もし日本人が現れて「大丈夫ですよ」と声をかけてくれたら──
その言葉の響きが“マントラ(言霊)”として、さらなる安心感を与えてくれます。

シンボルやマントラ、エネルギー。
それらは決して遠い世界の話ではなく、実はとても身近にあるもの
私たちはいつも、無意識のうちにそうした力に助けられ、支えられているのです。

少しでも「なるほど」と思っていただけたなら、
それがすでに“氣”の感覚に触れた第一歩なのかもしれません。

レイキは、もともと「霊氣」と書かれ、
江戸末期から大正時代を生きた臼井 甕男(うすい みかお)氏によって体系化されたヒーリング技術です。

そのはじまりは、臼井氏が京都・鞍馬山で悟りを得たとされる体験にさかのぼります。
当時、臼井氏は人生に深く絶望し、真理を求めて断食を行い、
絶命を覚悟した極限状態の中で精神的な目覚め(悟り)を得たと伝えられています。

その悟りの体験の中で、彼の身体はまるで“ヒーリング体質”へと変化し、
自分自身や他人の不調に手を当てることで、痛みや病が癒えていくような現象が現れました。

レイキは、何かを「開発」した技術ではなく、
臼井氏の深い霊的体験の“副産物”として生まれたもの
なのです。

ちなみに「レイキ(霊氣)」という名称は当時はありませんでしたが、
仏教の開祖であるお釈迦さまもまた、手を当てて人々を癒していたという逸話が伝えられています。

また、詳しくはないものの、キリスト教にも似たようなエピソードがあり、
イエス・キリストも手を当てて癒しを行っていたとされています。

極限の断食体験によって、臼井氏の精神と肉体は“氣の通る身体”へと調律され、
それがレイキというかたちで現代に伝わるようになったのです。

ただし──
臼井氏のように断食によって極限状態に身を置く方法は、非常に危険を伴うものです。
それはあくまでも、彼自身の魂が求めたひとつの道であり、
誰もが同じ道を辿る必要はありません。

大切なのは、私たちの内側にも同じような癒しの力が眠っているということ。
それを静かに整え、思い出していくことが、現代の私たちにとってのレイキの入り口なのです。

実は、お釈迦さまも同じような体験をしています。
6年間の苦行の末に絶命寸前となり、村娘スジャータの乳がゆの施しによって命を取り戻した後、
菩提樹の下で瞑想に入り、ついに悟りを得たという逸話が仏典にも記されています。

つまり、極限状態の中で心と身体が静かに整い、
本来備わっていた“癒しの力”が開かれた──

それがレイキの本質的な起源なのです。

ですが──
こうした話を聞くと、

「そんな極限状態にならないとレイキは習得できないの?」

と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、そんな必要はありません。

当時はまだ、人が苦しみから抜け出す方法そのものが、どこにも存在していなかったのです。
だからこそ、臼井氏は自分自身の命と引き換えに、それを探しに行くしかなかったのでしょう。

釈迦やキリスト、そして臼井氏もまた、
個人の悩みを超えて──
カースト制度や差別、社会構造そのものの在り方に疑問を抱き、
「なぜ人はこんなにも苦しみの中で生き続けなければならないのか?」
「なぜ人は死ななければならないのか?」
と、“生老病死”という根源的な問いに真剣に向き合っていたのです。

けれど今は、違います。

釈迦やキリストが遺してくれた教え、
そしてそれを引き継いだ臼井氏のような存在が命がけで見つけてくれた智慧が、
すでに私たちの目の前にあるのです。

時代は進み、情報伝達はかつての何万倍もの速さで届き、
レイキのような癒しの技法も、安全に・整った環境の中で学べる時代になりました。

それでも──
「自分の心と身体をととのえる感覚を、体験として味わいたい」
そんな想いで、無理のない範囲でのプチ断食や内観を楽しむのは、今の時代に合った実践かもしれません。

実は、私自身も目的があるときに、命に関わらない範囲でのプチ断食をときどき行っています。

その中で、体重が8kgほど落ち、思考が軽やかになっていく体験もありました。
きっと、それをさらに続けていけば“もっと深い気づき”に至ったのかもしれません。

でも、私はそこで立ち止まりました。
なぜなら──家族が心配してくれたからです。

大切なものを手放す勇気と、大切なものを守る優しさ。
そのバランスもまた、「整え」のひとつなのだと思います。

かなり前の話になりますが、
わたしは偶然にも、「究極の悟り」と思えるような状態を体感したことがあります。

それは、ある氣功師の方のヒーリング施術を受けたときに、突発的に起こりました。

体の芯に電気が走るような衝撃が起き、
頭の中の思考は一瞬で整い、
あらゆる知恵が湧き上がって、直感が鋭くなるのを感じました。

重かった身体はウソのように軽くなり、
自然と自信があふれ出して、
「ただ生きているだけで感動できる世界」がそこにあると、本気で感じたのです。

けれど、その状態は長くは続きませんでした。
一ヶ月ほどで元に戻ってしまったどころか──
わたしの中には、「悟った自分はすごい」といった慢心が芽生え始めたのです。

今思えば、あの感覚は他者から“与えられた”もので、
自分の力には統合できなかったのだと思います。

氣づけば心の奥には、見えない傲慢さがあって、
そのことに氣づかせてもらうための“副作用”だったのかもしれません。

でも、この体験を通して、わたしは大きな恩恵も受け取りました。

「悟り」とはどういう状態なのか──

それが体感できたからこそ、
お釈迦さまの尊さ、キリストの偉大さ、臼井ミカオ氏の目指した世界が、
単なる理屈ではなく「真理」として、静かに腑に落ちたのです。

今では、その時の慢心も“氣づきの薬”だったと感じています。

そして、こうした経験があったからこそ、
レイキの本質には自分自身としっかり向き合うプロセスがあることを理解し、
自らの道を整える軌道修正ができるようになりました。

誰かに“与えられた悟り”は一時的でも、
自分の足で歩いてたどり着いた氣づきだけが、本当の自分を育ててくれる。

そう、目標は自分で描き、自分の力で到達してこそ、本物になるのです。

レイキは、ヒーリング技術であると同時に、
“生き方そのものを整え、成長させていくためのツール”でもあります。

単に心や身体を癒すだけでなく、
自分自身が本当に目指したい未来や、より自然な生き方へと導いてくれる──

それが、レイキの本質です。

生き方が変われば、心も身体も軽やかに整いはじめます。
心が整えば、他人との接し方もやさしく変わっていきます。

ふと氣づいたとき、あなたの周りには
“好きな人・大切な人”ばかりが集まり、
日々が穏やかで満ち足りたものに変わっているはずです。

そんなレイキの叡智を、
臼井甕男氏が遺した原点をベースに、
仏教の教えや心理学、脳科学の視点を融合させて、
現代に合わせて進化させたのが「エネルギー調整メソッド」です。

これは、以前「仏教式レイキヒーリング」としてお伝えしていたものを、
より実践的で“生き方全体に活かせるかたち”へとアップデートした、令和版の新しいレイキです。

今なら、このエネルギー調整メソッド無料で学んでいただける機会をご用意しています。

心・身体・生き方を整え直したい方へ──
自分を深く知り、やさしく変わっていく一歩を、ここから始めてみませんか?

※定員に達し次第、受付を終了いたします。
ご興味のある方は、お早めにお申し込みください。

あなたとのご縁を、心より楽しみにしています。

エネルギー調整セラピスト かんまに