なぜ心の成長が必要なのか?

わたしはstandfmやYouTubeなど
毎回発信の冒頭で、
『真理と呼ばれる叡智と、
 現代の最新科学の知識を統合しながら、
 学校では教えてもらえなかった
 「大人のための心の成長」を、
 エネルギー調整という視点から
 一緒に深めていくチャンネルです。』
と、お伝えしています。

今回は、その中でも特に大切なテーマである、
「なぜ心の成長が必要なのか?」
について考えてみたいと思います。

心の成長というと、
少し抽象的に感じるかもしれません。

もっと優しくなること。
怒らなくなること。
前向きになること。
人に感謝できるようになること。

もちろん、
それも心の成長の一部です。

ですが、
わたしが考える心の成長とは、
単に「良い人になること」ではありません。

自分の心の状態を理解し、
自分が今
どのような意識で
現実を見ているのかに気づき、
周りとの関係性の中で、
自分を整えていける
ようになること。

それが、心の成長だと思っています。

まず大前提として、
多くの人は
「心とは何か」をきちんと学ぶ機会がありません。

学校では、
国語や数学、理科や社会は教えてもらいます。

社会に出てからは、
仕事のやり方や
人との付き合い方を
経験の中で覚えていきます。

けれど、
自分の心がどのように動いているのか。
なぜ不安になるのか。
なぜ怒りが湧くのか。
なぜ人と比べて落ち込むのか。
なぜ同じ悩みを繰り返してしまうのか。

こうしたことを、
体系的に学ぶ機会はあまりありません。

だから多くの人は、
自分の心の状態が分からないまま生きています。

不安になれば
「自分は弱い」と思い、

怒りが出れば
「相手が悪い」と思い、

うまくいかなければ
「環境のせいだ」と感じる。

でも本当は、
その奥に、
自分の心の見方や受け取り方、
思い込み、怖れ、期待、執着など
が
関係していることがあります。

心を理解するというのは、
自分を責めるためではありません。

自分が今、
どんな状態にいるのか
その事実と向き合い、
受け入れることが重要
なのです。

心の成長が必要な理由の一つは、
自分の現在地が分かるようになることです。

たとえば、
同じ出来事が起きても、
人によって反応は違います。

ある人は、
少し注意されただけで深く傷つきます。

ある人は、
思い通りにならないとすぐに怒ります。

ある人は、
誰かの成功を見ると焦ります。

ある人は、
相手の何気ない一言を悪く受け取ってしまいます。

これは、
出来事そのものだけが原因ではありません。

その出来事を、
どんな心の状態で受け取っているかが関係しています。

心が疲れているときは、
些細な言葉にも敏感になります。

不安が強いときは、
未来を悪い方へ考えやすくなります。

自己否定が強いときは、
相手の言葉を責められているように感じやすくなります。

つまり、
心を理解すると、
目の前の出来事だけではなく、
それを受け取っている
自分自身の状態にも気づけるようになります。

「今、自分は不安から見ているな」
「今、私は認めてほしい気持ちが強くなっているな」
「今、怒っているけれど、本当は寂しかったのかもしれない」

このように、
自分の心の現在地が見えてくるのです。

そして現在地が分かるからこそ、
整えることができます。

心の成長が進んでいくと、
もう一つ大きな変化が起こります。

それは、
自分は一人で
生きているわけではない
ということに、
深く気づけるようになることです。

わたし達は普段、
当たり前のように生活しています。

朝起きる。
水を飲む。
電気を使う。
スマホを見る。
食事をする。
仕事をする。
誰かとやり取りをする。

ですが、
その「当たり前」の裏側には、
たくさんの人や環境の働きがあります。

水道を整えてくれている人がいる。
電気を届けてくれている人がいる。
食べ物を作ってくれている人がいる。
道路を整えてくれている人がいる。
インターネットの仕組みを支えてくれている人がいる。

さらに、
家族、友人、お客様、地域、社会、自然環境など、
数えきれないほどの存在に支えられて、
今の自分が成り立っています。

心が未熟な状態のときは、
どうしても
「自分だけが頑張っている!」
「自分だけが損をしている!」
「自分ばかり大変だ!」

と感じやすくなります。

けれど心が成長していくと、
当たり前だと思っていたことが、
実はたくさんの支えによって
成り立っていたことに気づき始めます。

この気づきが、感謝につながっていきます。

感謝という言葉も、
時にはきれいごとのように
聞こえるかもしれません。

「感謝しなければいけない」
「ありがたいと思わなければいけない」

そう思うと、
感謝は義務のようになってしまいます。

でも本当の感謝は、
無理に作るものではありません。

自分自身が
どれだけ支えられているかに気づいたとき、
自然と湧いてくるものです。

  • 周りの人がいてくれること。
  • 誰かが役割を果たしてくれていること。
  • 自分の知らないところで、
    環境が整えられていること。
  • 自分の人生が、
    自分だけの力で成り立っているわけでは
    ないこと。

そこに気づくと、
心の向きが少しずつ変わっていきます。

不満ばかりを見ていた心が、
支えに気づく心へ。

足りないものばかりを見ていた心が、
すでにあるものに気づく心へ。

自分中心だった心が、
周りとの関係性に気づく心へ。

これも、心の成長です。

自分の心が少しずつ見えてくると、
他者の心にも気づきやすくなります。

自分にも不安があるように、
相手にも不安がある。

自分にも言えない本音があるように、
相手にも言えない事情がある。

自分が傷つくことがあるように、
相手も傷つくことがある。

そう感じられるようになると、
人との関係性が変わっていきます。

相手の言葉を
すぐに攻撃として受け取るのではなく、
「この人も何か不安なのかもしれない」
「この言い方の奥に、焦りがあるのかもしれない」
「本当は分かってほしかったのかもしれない」

そう見つめる余白が生まれます。

もちろん、
すべてを我慢する必要はありません。
相手の問題まで背負う必要もありません。

ただ、
相手の奥にある
心の動きを感じ取れるようになると、
怒りや不満だけで反応することが少なくなっていきます。

これが、人間関係を整える土台になります。

仏教では、
人間の苦しみの原因として
「三毒」という考え方があります。

貪り(むさぼり)。
怒り。(いかり)
無知。(むち)

もっと欲しい。
思い通りにしたい。
分かってもらえないと腹が立つ。
自分の見方だけが正しいと思い込む。

こうした心の動きが強くなると、
日々の中に不満やグチが増えていきます。

ですが、
心が成長していくと、
この三毒が少しずつ薄れていきます。

自分が何に執着していたのか。
なぜ怒りが湧いていたのか。
何を知らずに相手を責めていたのか。

そこに気づけるようになるからです。

心の成長とは、
怒りや不満を
無理やり押さえ込むことではありません。

その奥にある
自分の状態に気づき、
整えていくことです。

そうすると、
自然とグチが減っていきます。
人を責める時間が減っていきます。
比較や不満に使っていたエネルギーが、
自分を整える方向へ向き始めます。

その結果、
穏やかな日々を過ごしやすくなっていくのです。

心の成長は、
特別な人だけに必要なものではありません。

むしろ、
大人になってからこそ必要な学びです。

なぜなら、
大人になるほど、
責任が増え、
人間関係が複雑になり、
人生の選択も深くなっていく
からです。

仕事。
家族。
お金。
人間関係。
健康。
夢や目標。
社会との関わり。

そのすべてに、
心の状態が関係しています。

心が整っていないと、
同じ現実でも苦しく見えます。

心が成長していくと、
同じ現実の中にも
学びや感謝を見つけられるようになります。

だからこそ心の成長は、
人生をより良く生きるための土台なのです。

ここで心の成長に必要なのが
エネルギー調整です。

エネルギー調整とは、
目に見えない不思議な力だけを扱うものではありません。

自分の心の状態に気づき、
意識の向きを整え、
周りとの関係性の中で、
自分の在り方を調整していくことでもあります。

心を理解すること。
自分の現在地に気づくこと。
支えられていることに気づくこと。
他者の心を感じ取ること。
三毒を薄め、穏やかな心へ整えていくこと。

それが、
大人のための心の成長です。

そして、
この心の成長こそが、
自分らしく生き、
人と調和し、
豊かな人生をつくっていくため
の
必要な学びなのだと思います。